うちの父親について。

うちの父親は、アルコールの問題を抱えた、理解不能な人柄の現場労働者の祖父の長男

として産まれ、祖父の劣等感と被害者意識から、ベッタリ勉強をさせられて、高校浪人もさせられて、英文学に興味があったので、英文科に行きたかったらしく、実際、国立大の英文科にも合格していたが、祖父に「英文学で食っていけるか」とか言われ、防衛大学にも合格していたので、そちらに行かされたとのことだ。

そもそも、関心もない暗記勉強をさせられていて、国防にも興味が無いのに行かされて、プライバシーのない防衛大で、当時の戦争体験者の教官に命令されて、あれこれ

させられていたようだ。

国防に興味を持とうにも、当時は自衛隊も軍事力も認めない世の中だったことも有り、単に無理やりやらされて居ただけのようだ。

自分の考えに基づく行動をする人格の基礎も持てず、単に命令されて暗記してやらされていただけのようだ。

暗記力と基礎体力が有ったので、辞めることもできずに卒業し、幹部学校にいったが、

将校として部下に命令する自分の考えも持てずに居たので、上官の言いなりに何かをしても、部下に何かを命令することができずに、中途退学したようだ。

メーカーに入社したが、言いなりにやらされる以外の自分というものがないので、周囲に馴染めず、単に居させてもらっていただけのようだ。

そしてそのまま自分というものを持てずに、人生を終えようとしている。

こちらのいろいろな事で、家族療法をやっているところに行ったが、そこの医者やスタッフは、当然、そのようなバックグランドを想像もできずに、あれこれ介入したので、

父親が防衛大の教官から部分的に取り入れたらしい、大声で騒いでやらせるという所を

こちらに向けてきただけなので、こちらが余計に被害をうけることになった。

医療関係者の歴史と家族や生育歴を結びつけて考える能力の欠如というのは、

多くの場合、壊滅的な影響をもたらすのではないだろうか。