2年位前の朝日新聞の日曜版の記事について

2年位前の朝日新聞の日曜版の一面記事に、西成の高齢者の生活保護受給者の話が載っていた。

その中で、その方が「接骨院に行ったら優しくしてもらえるから行っている」

と言っているのが紹介されていた。

「西成の建設作業員、土木作業員だった高齢者はモラルが低いから、どこも悪くなくてもただで行けるから行っている」と示唆する書き方だった。

実際、高齢者には、病院などに無料とか一割負担なら行くという方が、西成の生活保護受給者でなくてもある程度いるのだろう。

それをわざわざ、「西成の生活保護受給者」の話として、非正規で働いていた建設作業員、土木作業員の話として書くのは、使い捨てで働かされていた人には、働けなくなったら、福祉社会保障の予算も使いたくないとのことだろう。

これまで、平等な社会保障というものを考えた人はほとんど居ないのではないだろうか?

非正規労働者は、そうでない人にとって、これまで通り使い捨てにしたいのだろう。

それならば、原発で孫請けなどで働いている方も、将来その様な扱いを受けるのでは

ないだろうか?

それならば、いつまで原発作業員に成る人が集まり続けるのだろうか?

成り手が無くなった時には、外国人労働者を入れて、使い捨てにするのだろうか?