2018-03-23 自閉症の哲学 構想力と自閉症からみた「私」の成立 : 相川翼著 自閉症と定型発達がどのように分かれて行くかを、これまでの研究を 第一章でまとめたうえで、カントの構想力、つまりイメージ形成能力を 中心にし、フロイトやラカンも取り上げて考察していく。 自閉症がどのようなところでつまずき、定型発達に向かわないかを、 解り易く考察していく。 実際に自閉症やダウン症の人に接して、どのような特性を持つかを 知っているので、フロイトやラカンなども解り易く引用されている。 哲学というタイトルながらも臨床家に役立ちそうな一冊。