教えてもらったことがない

京大の河合俊雄氏は、発達障害について、「未だ生まれざる者」と書いているけど

自分の場合は、たぶん、ある程度周りを見て、少しは周りを知っていたところがあるけど

ネグレクトで、手を洗う、顔を洗う、挨拶をする、先生のいうことを聞く

とかを教えてもらっていず、

内的に世界の見方がしっかり形成されていず、それが身体的虐待で崩れて、何ごともはっきりせず、独特のとらえ方をするようになったのだと思う。

母親も外国で育って、「家の外に出るとさらわれる」とか聞いて育ったので

外の世界は恐ろしいところで、きちんと挨拶するとかすれば、

安全に受け入れられる、という安心感を持てなかったので、

子供に教えようという発想を持たなかったのかもしれない。

父親も今の基準なら、発達障害なので、「妻子をまもる」ということを

思いつかなかったので、よけいに母親の孤立無援感を強めたのだろうと思う。