2018-01-01から1年間の記事一覧

実家の整理について

普通は、実家の整理というと業者に来てもらうのだろうが、 業者なら直ぐに売り飛ばせそうな物しか持って行ってくれないだろう。 以前、不用品をバザー用品に寄付するため、福祉団体に自分のマンションまで取りに 来てもらったときは、軽ワゴンでわざわざ取り…

テレビドラマ「永遠の仔」について

ドラマの最初の方で、渡部篤郎の役の子供時代のシーンで 母親から頬骨のあたりをバコーンと殴られるシーンがあった。 それについてクリニックのワーカーに 「ああいう風に殴られると、頭の中がグワーンとなるねん」と言うと、 そのワーカーは 「そんなん聞い…

ミスミソウ 監督:内藤瑛亮  コミックは時代を映すのか?

コミック原作だが、ひたすら殺しまくる映画で、 今の十代は病んでるんだろうな、と思った。 書店のコミックコーナーを通っても、グロイ表紙ばかり目に付く。 今の就労している世代も大変だが、それを見ている十代の方が、 大きな影響を世相から受けているの…

停電復旧 深夜1時半

こんな夜中まで、暑い中何日もぶっ通しで復旧作業を してくれていることに只々感謝。 収入も高くなさそうで、体もきついだろうのに、ここまでしてくれるのは凄いな。 今回の停電で、電力が無く、それで断水まですると いかに大変なのかよく解った。 身体を使…

反対側の世界

アスペだとか、人の目を見ないなどといわれるが、 子供の時に、一時期、母親に意味不明なことで、顔面を殴打されていた。 それからはじっとしていない暴力的な子供だった。 記憶力がよく学校のテストは点を取れたため、何の援助も受けられなかった。 最近、…

ETV特集:データで読み解く太平洋戦争②隠された日本兵のトラウマ、陸軍病院”戦争神経症”

戦争当時や戦後は戦争神経症(PTSD)は、個人の臆病さ、弱さと捉えられていて 今でも顔にぼかしを入れて、仮名で紹介されていた。 戦後もずっと入院していたり、退院しても具合の悪かった人が多かったとのこと。 戦後は復興と経済重視で関心を持つ医療関係者…

治療者の思い上がりについて

世間でいい大学とされる大学の医学部等に行った医師などの方が、 患者が大学受験などをしようとしていたりすると、自分は文句を言わず、 ここまでやったのだから、それ以前でゴチャゴチャ言っている 患者を馬鹿にしてまともに取り合おうとしない事が多いので…

国立名門大学医学部卒の精神科医に邪魔された話

大学受験1浪でどこにも受からず、2浪することになったとき、 今のところではとても生きていけないので、離れた予備校を受けて 自分で下宿を申し込んだのだが、担当を離れた最初の主治医が母親に 「そんなのできるわけがない」などといったので、そのまま立ち…

パニック障害だった頃の話2

街中の地下鉄の駅で電車に乗っていられなくなり、 降りて改札を出て喫茶店で休憩。 小銭しかもっていなかったので、電話で母親に家にお金を置いておくか、 持ってくるかを頼んだ。 その駅まで母親は来たのだが、 とりあえず中に入れてしまえば乗るだろうと考…

パニック障害だった頃の話

実家から何駅かのところで、電車に乗っていられずに降りて、 電話で母親にタクシーの手配を頼んで、30分位して電話をしたら、 週末で空きのタクシーが無いと言われたとのことで、 2月の夜を、3時間くらいかけて徒歩で帰宅した。 歩いたことも無く、道も知ら…

自閉症の哲学  構想力と自閉症からみた「私」の成立 : 相川翼著

自閉症と定型発達がどのように分かれて行くかを、これまでの研究を 第一章でまとめたうえで、カントの構想力、つまりイメージ形成能力を 中心にし、フロイトやラカンも取り上げて考察していく。 自閉症がどのようなところでつまずき、定型発達に向かわないか…

THIS IS JAPAN――英国保育士が見た日本 :ブレイディみかこ著

歴史的にみると、近代化に伴い、賃労働として労働を提供して、 対価を受け取る、というのが広まったのだが、ヨーロッパのように 宗教や思想の裏付けがなく、植民地にされないため、豊かな欧米に追いつくために、 労働形態として取り入れ、ある程度までうまく…

中動態の世界 意志と責任の考古学 (シリーズ ケアをひらく) :國分功一郎著

なにかと「本人が努力したから」「努力しなかったから」 あるいは「本人が決めたから」などの表現が使われるが、 何かをしたり決めたりする自己感覚、主体というのは、 そこまでの生育を支える周囲のサポートがあっての事だろう。 解りやすい例を挙げると、…