この著書の中で、精神科医の福島章氏が
CTやMRIを撮った殺人者の半分以上に
脳の形態異常が見つかったが、それ以外からは
14パーセントしか見つからなかったことから、
殺人者の脳の異常という所にも着目するようになったとの事が紹介されていた。
福島章氏は「殺人という病」の中で、
「主として心理ー社会的次元の要因だけを考える従来のような記述的な研究
だけでは不十分で、脳という生物学的な要因を十分に考慮し、生物ー心理ー
社会的要因を総合する考察」が必要だとしているそうだ。
「無意識の」「心の闇」など言う前に、その様な点も
調べる仕組み作りが必要ではないのだろうか?